講師からのメッセージ

 

 

ピアノほど万能な楽器はなかなかないと思います。ピアノという楽器一つで、たくさんの旋律を同時に弾くことができます。メロディーも伴奏も、和声の響きも楽しめます。どんな楽器をこれから先やるにも、ピアノが弾けることは必要になってきます。

 

 

今、少子化にも関わらず、ピアノの習い事をしている子ども達は増えてきているようです。

脳の発達に良い習い事の一位は、ピアノだ、とまで言われています。また、楽譜を読みながら両手を動かすことは、脳の活性化に良いと、ピアノを始めるご高齢の方も増えています。

一方で、ピアノはみんな一度は触ったことがあるのに、辞めちゃった~、練習嫌いだったから辞めさせられた~、先生やお母さんが怖くて大嫌いだった~、歳だからもう無理無理、という声をたくさん聞いてきました。

きっと始めた頃の皆さんは、ピアノとの出会いに目をキラキラ、心わくわくさせていたと思うと、とても残念です。

 

ピアノは続けてこそ、仲良くなれると思います。

70歳の生徒さんが、こんなことを言われていました。

「周りの友達も自分も身体が思うようにならなくて、どんどん会えなくなってくる。でも、ピアノだけはずっと家にいてくれて、友達でいてくれる。私はピアノを弾いている時が本当に幸せです。」と。私はこの言葉に本当に感動し、幸せな気持ちになりました。

 

ピアノ。続けてこそ自分の宝物になります。練習が嫌な時も、ピアノと喧嘩したくなるときも、忙しくて触れない時も、誰にでもあります。でも、好きならまた弾きたくなる。続けていて良かった~と思える。

そう、そんなピアノ好き!という気持ちを壊さないことを大切にレッスンをすすめていけたらなと、切に思います。時には乗り越えなければいけない壁もあると思います。そんな時でも、少しでも楽しくピアノに向かえるよう、工夫していきたいと思います。

 

それぞれの生徒さんのライフスタイルや夢に寄り添って、皆さんそれぞれのピアノを大切に大切に。

皆さんとの出会いを大切に大切に。

 

ピアノとともに素敵な人生を歩めるよう、お手伝いできましたら幸せです。